集計・回覧

得意先別の売上集計表を、毎月Excelで作り直す手間を減らす方法

公開 2026.11.01 更新 2026.11 株式会社LAI

営業会議の前日になると、「得意先別の売上表をください」と言われる。基幹システムからCSVを出し、得意先ごとにまとめ直し、前年と並べ、上位から並べ替える。毎月同じ表なのに、毎月作り直している。この記事では、得意先ごとの売上を見る表を画面にして、CSVを入れるだけで最新の形が出るようにする方法を整理します。月次の全体集計は月末の集計を1ボタンにする方法で扱っているため、ここでは「得意先を軸に見る」ことに絞ります。

得意先別の売上画面。得意先ごとの月別売上の推移と前年比、上位順の一覧が並んでいる
ツクデジの無料プレビューの見本(見本データで動く画面です)
この記事の内容
  1. 得意先別の売上表が、毎月の手間になる理由
  2. 画面にすると、何が良くなるか
  3. 得意先の名寄せは、先に決めておく
  4. 作るために必要な情報
  5. できること・難しいこと
  6. 進め方と費用の目安

得意先別の売上表が、毎月の手間になる理由

売上表の作り直しがつらくなる理由は、集計そのものより、見たい切り口が毎月のように増えることにあります。

  1. 最初は「得意先別の月別売上」だけだったのが、「前年同月比」「上位10社の構成比」「新規と既存の別」と、表が増えていく
  2. 得意先の名寄せが人の作業になっている(「株式会社〇〇」と「〇〇(株)」が別の行になる)
  3. 営業担当者ごと、地域ごとに見たいと言われ、そのたびに別のファイルを作る

Excelで1つずつ作っていくと、ファイルが増え、どれが最新か分からなくなります。切り口を後から変えられる1つの画面にしておけば、表を作り直す作業そのものがなくなります。

画面にすると、何が良くなるか

基幹システムから出した売上のCSVを入れると、得意先を軸にした画面が出ます。

会議の場で「この得意先は、去年の同じ時期はどうだった」と聞かれたときも、その場で画面を切り替えて答えられるのが、Excelの表を印刷して配る形との大きな違いです。必要な表は、Excelやフォーマット済みのPDFとして書き出せます。

見るための画面です。売上の数字を直したり、基幹システムのデータを書き換えたりはしません。数字は、出したCSVのとおりに出ます。

得意先の名寄せは、先に決めておく

この題材でいちばん手間がかかるのは、実は画面を作ることではなく、得意先の名前をそろえることです。

基幹システムの得意先コードが売上のCSVに入っていれば、コードで集計できるため、名前の揺れは問題になりません。難しくなるのは、次のような場合です。

状況進め方
CSVに得意先コードが入っているコードで集計する。名前はコードに対応づけて表示する
コードがなく、名前だけが入っている名前の揺れを一覧にして、同じ会社かどうかを人が決める表を作る(最初の1回が手間)
1つの会社に、支店ごとの別コードがある親会社でまとめるか、支店のまま見るかを決める
取引先の統合や社名変更があった変更の履歴を表にして、過去分を新しい名前に寄せるかを決める

名寄せの決まりは、作る前に一緒に確かめます。推測で同じ会社と決めてしまうと、売上の数字が変わってしまうため、迷う組み合わせは人が決める形にします。

作るために必要な情報

必要なもの例ないとどうなるか
売上のCSV直近12〜24か月ぶん(前年比を出すには1年以上が要る)前年との比較が出せない
今の売上表営業会議に出している表やグラフ何をどう並べればよいか分からない
得意先の一覧コード・名前・区分・営業担当者・地域絞り込みや担当者別が作れない
売上の数え方の決まり返品の扱い、値引きの扱い、税込か税抜か今の表と数字が合わない

金額や得意先名を伏せたCSVでも、列の並びと決まりが分かれば、見本の画面は作れます。実際の数字は、動くものを確かめる段階で入れます。

できること・難しいこと

内容目安
得意先ごとの月別推移・前年比・上位順の画面作れる(小さな範囲なら1ヶ月前後が目安)
営業担当者・地域・区分での絞り込み得意先の一覧に項目があれば作れる
Excel・PDFへの書き出し作れる。様式が決まっていれば、その形に合わせる
名前の揺れの整理候補は出せる。同じ会社かどうかの判断は、人が行う
売上の予測や、来月の見込みの自動作成約束しない。過去の推移を見やすく出すところまで
基幹システムへの書き戻し作らない(読むだけ)

基幹システム側で似た帳票を出せるが、ほしい形ではない、改修に見積りが高いと言われた、という場合は、基幹システムのカスタマイズが高いときの記事も参考になります。

進め方と費用の目安

最初に、売上のCSV(伏せたものでも可)と、今の売上表を、メールで送っていただきます。LAIが見本データで動く画面を作り、リンクをお送りします。ここまでは無料で、触ってから進めるかを決められます。

進める場合の開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけ、1ヶ月ごとの更新です。作り終えたら、このツールの保守(1本月1万円)だけになります。初期費用は0円で、サーバーやAIの利用料は実費です。止めるときは、前月20日までにメールでお知らせください。

まずは、作りたいイメージをメールで。

文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。

よくあるご質問

得意先が数百社あっても大丈夫ですか?
一覧と絞り込みで見られるようにします。数が多いほど、並べ替えや上位表示が役に立ちます。件数が非常に多い場合は、動きを試してから、画面の作りを相談します。
毎月CSVを入れるのは、手作業ですか?
基幹システムからCSVを出す作業は、人が行う形が基本です。出したCSVを画面に入れるところは、ドラッグするだけにします。基幹から自動で出せる仕組みがあれば、その場合は自動化も相談できます。
売上の数字が、今のExcelの表と合わないときは?
原因の多くは、返品・値引き・税の扱いの違いです。作る段階で、今の表と数字を突き合わせ、どこが違うかを一つずつ確かめます。合わせたあとは、CSVの合計と画面の合計の一致を、毎回画面に表示します。
取引先ごとの粗利も見られますか?
CSVに原価や粗利の列があれば見られます。CSVに入っていない場合は、原価のデータを別にいただく必要があり、その分の準備が増えます。原価の計算そのものの作り込みは、内容次第でお伝えします。

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