作り直し

基幹システムのカスタマイズ見積もりが高いとき、足りない機能を「外に作る」という選択

公開 2026.10.31 更新 2026.11 株式会社LAI

基幹システムに足りない機能の追加を頼んだら、見積もりが数百万円だった。そんな話は珍しくありません。このとき、基幹システムの中を直す以外にも、足りない部分だけをシステムの外に作るという選択肢があります。この記事では、その考え方と、向いているもの・向かないものを整理します。

日本語でデータに質問する画面
ツクデジの無料プレビューの見本(見本データで動く画面です)
この記事の内容
  1. なぜ、基幹システムの変更は高くなるのか
  2. 見積もりが高いと言われたとき、まず切り分けること
  3. 外に作る、とはどういうことか
  4. 向いているもの・向かないもの
  5. 外に作ったあと、バージョンアップや変更が起きたら
  6. まず確かめる3つのこと
  7. 進め方と費用の目安

なぜ、基幹システムの変更は高くなるのか

これらは、基幹システムが大切なデータを扱っている以上、必要な手順です。高いのは、悪いことではなく、構造上の理由があります。

見積もりが高いと言われたとき、まず切り分けること

頼もうとしている機能を、次の3つのどれに近いかで分けると、基幹の中を直す必要があるかが見えてきます。

やりたいこと近いもの外に作れるか
データを出して、集計・加工して見たい「出す」だけ作りやすい
外で作ったデータを、基幹に入れたい「入れる」(取り込み様式がある)様式があれば作れる
基幹の計算や引き当ての決まりを変えたい「処理を変える」基幹の中を直す話。外では作らない

数百万円の見積もりのうち、実は1行目や2行目の内容だった、ということは珍しくありません。外に作れる部分と、中を直すしかない部分に分けるだけで、頼む範囲が小さくなることがあります。

外に作る、とはどういうことか

基幹システムはそのままにして、データだけをCSVなどで受け取り、足りない部分を専用の画面やツールとして外に作るやり方です。

やりたいこと外に作る形
取引先ごとの月次集計がほしい基幹から出したCSVを読み込んで、決まった様式のExcelを出す
FAXの注文書を取り込みたい読み取って、基幹の取込ファイルの形に整える
現場の記録を、その場で入れたいスマホやタブレットの入力画面から、基幹に取り込めるCSVを作る
数字を、日本語で聞きたい基幹のデータを読み取り専用で参照して答える

基幹システムの中は触らないので、バージョンアップへの影響が小さく、作る範囲も小さくできます。

向いているもの・向かないもの

向いている向かない
データを読み出して、加工して見せる・出す基幹の中のデータを、リアルタイムで書き換える
基幹に入れる前の手作業(読み取り、整形)基幹の核になる処理(在庫の引き当て、原価計算の計算式)の変更
基幹から出したあとの帳票、集計基幹の画面の操作を、そのまま変える
基幹システムの契約や仕様で、外部とのデータのやり取りが制限されている場合があります。まず、CSVの出力や取り込みができるかを、確かめるところから始めます。

外に作ったあと、バージョンアップや変更が起きたら

基幹システムが更新されて、出力されるCSVの項目や順番が変わることがあります。外に作ったツールは、そのCSVを読んでいるため、形が変わると読めなくなる場合があります。

保守では、そうした変更への対応を見ます。基幹の中のように全体を確かめ直す必要がなく、直す範囲が外のツールに限られるのが、外に作る形の利点です。ただし、基幹の更新の予定は、できるだけ早く教えていただくと、前もって備えられます。

まず確かめる3つのこと

  1. 基幹システムから、必要なデータをCSVなどで出せるか(出せる項目と、出す手順)
  2. 基幹システムへ入れたいなら、取り込みの様式があるか
  3. 足りない機能を、ひと言で説明できるか(例:毎月の得意先別売上を、Excelで)

システム名と、困っている作業を教えていただければ、つなぎ方をお調べします。

この3つが分からなくても構いません。システムの名前と、困っている作業が分かれば、出力や取り込みの方法はこちらで調べて、お伝えします。

進め方と費用の目安

システム名と困っている作業をメールで送ってください。見本データで動く画面を作ってお送りします。ここまでは無料です。

開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけです。作り終えたら、保守(1本月1万円)だけになります。まとまった金額のご承認が要らず、小さく始められます。

進め方は、メールで困っている作業を送る → つなぎ方と、外に作れる範囲を先にお伝えする → 見本データの画面を見ていただく → 実際のCSVでつなぐ、の順番です。基幹の中を直すべきだと分かった場合は、その旨をはっきりお伝えします。

まずは、作りたいイメージをメールで。

文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。

よくあるご質問

基幹システムのベンダーに、断られませんか?
基幹システムの中は触らず、データの出し入れの範囲で作ります。ただし、契約によっては制限があるため、最初に出力や取り込みの条件を確かめます。
基幹システムを入れ替える予定でも、作る意味はありますか?
入れ替える予定があるなら、新しいシステムでも使えるよう、データの出し入れの形を共通にして作る方法を相談します。
データを基幹システムへ書き戻せますか?
取り込みの様式(CSVなど)があれば、その形のファイルを作れます。基幹の中のデータを直接書き換えることは、基本的に行いません。
最初に何を用意すればよいですか?
システム名と、困っている作業の説明だけで始められます。可能なら、基幹から出したCSVの見本や、今のExcelの写真があると、話が早く進みます。
基幹システムのサポート契約に、影響はありませんか?
基幹の中を直接触らず、データの出し入れの範囲で作るため、影響は小さいと考えられます。ただし契約の内容によるため、外部のツールとデータをやり取りしてよいかは、基幹の提供元の決まりを先に確かめていただくのがおすすめです。

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