作り直し

Excelマクロを組んだ担当者が辞めた。誰も直せないマクロを引き継ぐ方法

公開 2026.10.31 更新 2026.11 株式会社LAI

月次の集計や帳票づくりに使っているExcelのマクロを、組んだ人が辞めてしまった。動いているうちは問題がなくても、止まったとき、直せる人がいないのが怖いところです。この記事では、慌てて作り直す前にやっておきたいことと、作り直すか残すかの判断を整理します。

月次集計の画面。毎月まとめていた表が、ボタン1つで出る
ツクデジの無料プレビューの見本(見本データで動く画面です)
この記事の内容
  1. まずやる:いま動いているものを「書き出す」
  2. 作り直すか、そのまま残すか
  3. 担当者がいるうちに、やっておくこと
  4. 作り直すとどうなるか
  5. できること・難しいこと
  6. 進め方と費用の目安

まずやる:いま動いているものを「書き出す」

最初にやるのは、直すことではなく、何をしているかの記録を作ることです。コードを読めなくても、次のことなら分かります。

  1. そのマクロを、いつ・誰が・どのファイルで実行しているか
  2. 実行前に用意するもの(読み込むCSV、シートなど)
  3. 実行したあと、できあがるもの(どの表、どのファイル)
  4. うまく動かなかったことがあるか。そのとき、どう対処したか

これだけで、「作り直すとき何を再現すればよいか」が決まります。マクロの中身より、使い方と結果が大切です。

たとえば、月次の売上集計マクロなら、次のように書き出せます。

項目書く内容例
いつ・誰が実行の時期と担当毎月5日ごろ、経理の担当者
用意するもの読み込むファイルとシート基幹から出した売上CSV、「単価」シート
押すもの実行する場所「集計」シートのボタン
できあがるもの出力される表やファイル得意先別の集計表、取引先に送るPDF
困ったこと止まったときの様子と対処行数が増えると遅い。CSVの列の順番が変わると止まる

これは、使っている人に聞けばその日のうちに書ける内容です。マクロの中身が読めなくても、書けます。

作り直すか、そのまま残すか

状況おすすめ
年に数回しか使わず、止まっても手でできるそのまま残す。書き出した記録だけ作っておく
毎月・毎週使い、止まると仕事が止まる作り直す対象。早いうちに引き継ぐ
ExcelやOfficeのバージョンが変わると動かなくなっている作り直す対象(今後も壊れやすい)
Power Automateなど、他の仕組みと組み合わせている全体の流れを図にしてから判断する

「動いているから触らない」は、決して間違いではありません。ただし、触らないなら、止まったときの連絡先と手順だけは決めておきます。

担当者がいるうちに、やっておくこと

この記事を読んでいる時点で、まだ担当者が在籍している場合は、いちばん良いタイミングです。辞めたあとでは分からなくなることが、いくつもあるためです。

すでに辞められている場合も、使っている人が今いれば、同じことができます。

作り直すとどうなるか

ツクデジでは、動いているマクロの使い方と結果をもとに、専用の画面(ブラウザで動くツール)として作り直します。Excelの書式や計算式は、今のまま使えるようにします。

マクロの中身を読み解くところから始めるため、内容によっては時間がかかります。最初に、今の使い方を教えていただき、作れる範囲を先にお伝えします。

できること・難しいこと

内容目安
集計や帳票づくりの、決まった手順のマクロ作り直せる(小さなものは1ヶ月前後)
複数のファイルや社内システムと連携しているものつなぎ先を調べてから、範囲を決める
中身が誰にも分からず、結果の見本もないもの結果の見本(過去の出力)を集めるところから始める
作り直す前に、「過去の出力」を数か月ぶん取っておくのがおすすめです。作り直したものが同じ結果を出すか、見比べて確かめられます。

進め方と費用の目安

今のマクロの使い方(実行する手順、できあがる表)をメールで送ってください。マクロのファイル自体がなくても、使い方の説明と過去の出力があれば、見本を作れます。ここまでは無料です。

開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけです。作り終えたら、保守(1本月1万円)だけになります。

進め方は、手順と過去の出力をメールで送る → LAIが見本を作り、同じ結果が出るかを見比べていただく → 違いを直す → 切り替える、の順番です。切り替えのあと、しばらくは今のマクロも残して見比べられるようにしておくと安心です。

まずは、作りたいイメージをメールで。

文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。

よくあるご質問

マクロのファイルがパスワード付きで開けません。
中身を開けなくても、使い方と過去の出力があれば、同じ結果を出すものを作れます。ファイルを開く必要がないことも多いです。
作り直したら、Excelは使えなくなりますか?
今のExcelの書式や計算式は、できるだけそのまま使う形にします。ブラウザの画面から、同じ形のExcelを出せるようにすることもできます。
作り直したあと、また担当者が辞めたら同じ問題になりませんか?
作り直したものの直しや、止まったときの復旧は、LAIが保守として引き受けます。社内の特定の人に頼らない形にするのが目的です。
どれくらいで作り直せますか?
小さな集計なら1ヶ月前後が目安です。マクロの量や、つなぎ先によって変わるため、最初のご相談で目安をお伝えします。
マクロについての記録が何も残っていません。
使っている人に実際の手順を話していただき、できあがる表の過去分を集めるところから始めます。記録が無くても、結果の見本があれば、同じ結果を出すものを作る手がかりになります。

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