見積もりに時間がかかるのは、どこか
- 図面から、外形、板厚、穴の数、材質、数量を拾う
- 加工の単価表に当てはめて、材料費・加工費・表面処理費を出す
- 見積書の様式に、数字を入れる
このうち、1と3は手の作業が多く、判断が必要なのは、2の単価の決め方や、特別な加工の見立てです。手の作業の部分を下書きにしてくれれば、人は確認と判断に集中できます。
AIに任せるとどうなるか
図面のPDFや画像を入れると、AIが寸法・穴・材質・数量を読み取って表にし、単価表をもとに見積金額の下書きを出します。
- 読み取った場所が、図面の上に枠で示される(どこを読んだかが分かる)
- 読み取った項目が表になり、人が直せる
- 金額の内訳(材料費・加工費・表面処理費)が並ぶ
ツクデジの無料プレビューには、見本の図面で動く画面があります。
正直な限界:図面の読み取りは、完璧ではありません
ここは大切なところなので、先にお伝えします。
| 読み取りやすい | 読み取りにくい |
|---|---|
| きれいなCADの図面、寸法が明記されている | 古い図面のスキャン、傷みや折り目がある |
| 単純な形の板金・切削部品 | 複雑な立体、組み立て図、断面図が多い図面 |
| 図枠に、品名・材質・数量が書かれている | 手書きの追記が多い図面 |
そのため、読み取った結果は、人が確かめる前提で使います。AIが出した金額を、そのままお客様に出すことは、おすすめしません。
実際の図面で試すとき、見ていただくところ
数枚の図面で試すとき、次の点を、読み取った結果と見比べていただきます。
- 外形寸法と板厚は合っているか
- 穴の数と大きさに、読み落としや数え間違いがないか
- 材質と数量を、図枠から正しく拾っているか
- 尺度の違う図や、断面図の寸法を取り違えていないか
この見比べで、「どの種類の図面なら使えるか」「どこは人が見るべきか」が分かります。全部が読み取れる必要はなく、使える図面の割合が見えれば、進めるかを判断できます。
作るために必要なもの
- 実際の図面を数枚(これが最も重要です)
- 加工の単価表(材料、切断、穴あけ、表面処理など)
- 今使っている見積書の様式
- 特別な加工や割増の決まり(あれば)
単価表が整理されていないと、金額の下書きは作れません。まず、図面の読み取りだけを試して、金額は後から足す進め方もできます。
下書きが出たあと、人が確かめる流れ
- 図面の上に示された枠を見て、読み取った場所が正しいかを見る
- 表の寸法・穴・材質・数量を、違っていれば直す
- 単価や割増が妥当かを見て、特別な加工があれば足す
- 見積書にして、最後に人が内容を確認してから出す
直した結果は、その見積もりに反映されます。AIが出した数字をそのまま信じるのではなく、人が直せる下書きとして使う形です。
下書きに向く見積もり・向かない見積もり
| 向く | 向かない |
|---|---|
| 似た形の部品を、繰り返し見積もる | 毎回まったく違う一品物 |
| 単価表の決まりで金額が出せる | 特殊な加工で、見立てを都度考える |
| 図面が整っていて、寸法が読める | 図面が荒く、やり取りしながら形が決まる |
向かない見積もりまで無理に下書きにする必要はありません。向く見積もりだけを画面にしても、手間は十分に減ります。
進め方と費用の目安
実際の図面を数枚と、今の見積もりの進め方をメールで送っていただきます。読み取りの精度を見ていただいたうえで、進めるかどうかを決められます。この確認までは無料です。
開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけです。作り終えたら、保守(1本月1万円)だけになります。図面の種類が多い場合は、複数の月に分けて作ります。
最初のメールには、実際の図面に加えて、「この図面ならこの金額になる」という過去の見積書があると助かります。読み取った結果から出した金額と、実際の見積書を見比べられるためです。
まずは、作りたいイメージをメールで。
文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。
よくあるご質問
- 図面の読み取りの精度は、何%ですか?
- 図面の種類で大きく変わるため、数字では約束できません。実際の図面を数枚お預かりして、試した結果をお見せします。
- AIが出した金額を、そのままお客様に出せますか?
- おすすめしません。下書きとして使い、人が確認してから出す前提です。読み間違いがそのまま金額に出るためです。
- 図面データを、AIに送って大丈夫ですか?
- 送ったデータが学習に使われない契約のAIを使います。どの図面をどこへ送るかは、作る前にお伝えします。
- 単価表がまだ整理できていません。
- 図面の読み取り(寸法・穴・材質・数量を表にする)だけを先に作り、金額の計算は、単価表が整ってから足す進め方もできます。
- 見積書は、今使っている様式のまま出せますか?
- 今使っている様式に数字を入れる形を相談して作ります。様式を送っていただければ、どこに何を入れるかを確かめてから作ります。
