読み取り

図面を見て見積もりを出す手間を減らす。寸法拾いの下書きをAIに任せる方法

公開 2026.10.31 更新 2026.11 株式会社LAI

加工の見積もりのたびに、図面を見て、寸法や穴の数を数え、単価表で計算している。この作業は、見積もりを出す側にとって大きな時間になります。AIに任せられるのは、「下書き」までです。この記事では、できることとできないことを、先にはっきり整理します。

図面から見積もりの画面。図面の寸法・穴・材質を読み取り、見積金額を出している
ツクデジの無料プレビューの見本(見本データで動く画面です)
この記事の内容
  1. 見積もりに時間がかかるのは、どこか
  2. AIに任せるとどうなるか
  3. 正直な限界:図面の読み取りは、完璧ではありません
  4. 実際の図面で試すとき、見ていただくところ
  5. 作るために必要なもの
  6. 下書きが出たあと、人が確かめる流れ
  7. 下書きに向く見積もり・向かない見積もり
  8. 進め方と費用の目安

見積もりに時間がかかるのは、どこか

  1. 図面から、外形、板厚、穴の数、材質、数量を拾う
  2. 加工の単価表に当てはめて、材料費・加工費・表面処理費を出す
  3. 見積書の様式に、数字を入れる

このうち、1と3は手の作業が多く、判断が必要なのは、2の単価の決め方や、特別な加工の見立てです。手の作業の部分を下書きにしてくれれば、人は確認と判断に集中できます。

AIに任せるとどうなるか

図面のPDFや画像を入れると、AIが寸法・穴・材質・数量を読み取って表にし、単価表をもとに見積金額の下書きを出します。

ツクデジの無料プレビューには、見本の図面で動く画面があります。

正直な限界:図面の読み取りは、完璧ではありません

ここは大切なところなので、先にお伝えします。

見本は、きれいに作った図面での動きです。実際の図面(スキャンの傷み、手書きの追記、複雑な形、尺度の違い)では、読み間違いや読み落としが起こります。ご依頼の前に、実際の図面を数枚お預かりして、読み取りの精度を試してからお伝えします。
読み取りやすい読み取りにくい
きれいなCADの図面、寸法が明記されている古い図面のスキャン、傷みや折り目がある
単純な形の板金・切削部品複雑な立体、組み立て図、断面図が多い図面
図枠に、品名・材質・数量が書かれている手書きの追記が多い図面

そのため、読み取った結果は、人が確かめる前提で使います。AIが出した金額を、そのままお客様に出すことは、おすすめしません。

実際の図面で試すとき、見ていただくところ

数枚の図面で試すとき、次の点を、読み取った結果と見比べていただきます。

この見比べで、「どの種類の図面なら使えるか」「どこは人が見るべきか」が分かります。全部が読み取れる必要はなく、使える図面の割合が見えれば、進めるかを判断できます。

作るために必要なもの

単価表が整理されていないと、金額の下書きは作れません。まず、図面の読み取りだけを試して、金額は後から足す進め方もできます。

下書きが出たあと、人が確かめる流れ

  1. 図面の上に示された枠を見て、読み取った場所が正しいかを見る
  2. 表の寸法・穴・材質・数量を、違っていれば直す
  3. 単価や割増が妥当かを見て、特別な加工があれば足す
  4. 見積書にして、最後に人が内容を確認してから出す

直した結果は、その見積もりに反映されます。AIが出した数字をそのまま信じるのではなく、人が直せる下書きとして使う形です。

下書きに向く見積もり・向かない見積もり

向く向かない
似た形の部品を、繰り返し見積もる毎回まったく違う一品物
単価表の決まりで金額が出せる特殊な加工で、見立てを都度考える
図面が整っていて、寸法が読める図面が荒く、やり取りしながら形が決まる

向かない見積もりまで無理に下書きにする必要はありません。向く見積もりだけを画面にしても、手間は十分に減ります。

進め方と費用の目安

実際の図面を数枚と、今の見積もりの進め方をメールで送っていただきます。読み取りの精度を見ていただいたうえで、進めるかどうかを決められます。この確認までは無料です。

開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけです。作り終えたら、保守(1本月1万円)だけになります。図面の種類が多い場合は、複数の月に分けて作ります。

最初のメールには、実際の図面に加えて、「この図面ならこの金額になる」という過去の見積書があると助かります。読み取った結果から出した金額と、実際の見積書を見比べられるためです。

まずは、作りたいイメージをメールで。

文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。

よくあるご質問

図面の読み取りの精度は、何%ですか?
図面の種類で大きく変わるため、数字では約束できません。実際の図面を数枚お預かりして、試した結果をお見せします。
AIが出した金額を、そのままお客様に出せますか?
おすすめしません。下書きとして使い、人が確認してから出す前提です。読み間違いがそのまま金額に出るためです。
図面データを、AIに送って大丈夫ですか?
送ったデータが学習に使われない契約のAIを使います。どの図面をどこへ送るかは、作る前にお伝えします。
単価表がまだ整理できていません。
図面の読み取り(寸法・穴・材質・数量を表にする)だけを先に作り、金額の計算は、単価表が整ってから足す進め方もできます。
見積書は、今使っている様式のまま出せますか?
今使っている様式に数字を入れる形を相談して作ります。様式を送っていただければ、どこに何を入れるかを確かめてから作ります。

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