見える化

倉庫の置き場所(ロケーション)管理を、ベテランの頭からExcelと画面へ移す方法

公開 2026.10.31 更新 2026.11 株式会社LAI

倉庫で「あの部品、どの棚だっけ」と聞かれて、ベテランに頼っていませんか。置き場所が人の記憶にあると、休まれたとき、新人が入ったとき、棚卸しのときに困ります。この記事では、置き場所(ロケーション)を記録して、品番から棚を探せる画面にする方法を整理します。

倉庫の棚マップの画面。在庫の量が緑の濃さで表され、選んだ品番の棚まで道順が引かれている
ツクデジの無料プレビューの見本(見本データで動く画面です)
この記事の内容
  1. 置き場所が頭の中にあると、起きること
  2. 「あの部品どこ?」の、ある日の流れ
  3. 品番を選ぶと、棚と在庫が出る画面
  4. 作るために要る「場所のデータ」
  5. できること・難しいこと
  6. Excelの一覧のままでよい場合・画面にした方がよい場合
  7. 進め方と費用の目安

置き場所が頭の中にあると、起きること

実は、多くの基幹システムは在庫の「数」は持っていても、「棚の場所」までは細かく持っていません。そこで、場所の記録だけを別に持つ画面が役に立ちます。

「あの部品どこ?」の、ある日の流れ

出荷の準備中に、急ぎの部品を探すことになったとします。在庫表で数は分かりますが、棚は書かれていません。近くにいる人に聞いて、いなければベテランを探して、その人が来るまで手が止まります。

これが毎日の小さな積み重ねになります。休まれた日や、新人が入った週に、一気に表に出てきます。探す時間は、数字に出ないぶん、見過ごされがちです。

品番を選ぶと、棚と在庫が出る画面

画面では、倉庫の棚を立体で並べ、在庫の多い少ないを色の濃さで見せられます。品番を選ぶと、入口からその棚までの道順と、在庫の数が出ます。

ツクデジの無料プレビューには、この動きの見本があります。

作るために要る「場所のデータ」

いちばんの仕事は、画面ではなく、場所を記録する仕組みを作ることです。

必要なもの例ないとどうなるか
棚の配置図列の数、棚の数、段の数マップが現場とずれる
品番ごとの置き場所A-1024は C列 5番 2段目品番から棚が出せない
在庫の数基幹システムのCSVやAPI色や在庫の表示が出せない
場所の更新ルール移動したら誰がどう直すか最初は合っていても、すぐ古くなる

更新のルールが決まっていないと、画面は最初だけ正しく、数ヶ月で信用されなくなります。たとえば、棚にQRを貼り、置いたときにスマホで読む形にすると、更新が現場の動きの中で済みます。

棚の呼び方は、現場に貼ってあるラベルや、皆さんが普段言っている呼び方に合わせます。画面だけ新しい名前にすると、かえって混乱するためです。たとえば「C列 5番 2段目」と現場で呼んでいるなら、画面にも同じ形で出します。

棚卸しのときは、棚ごとの一覧を画面から出して、それを見ながら数える使い方もできます。置き場所がずれていた品番は、数えた時点で直せます。

できること・難しいこと

内容目安
棚と在庫が出る画面(置き場所は一覧から取り込む)作れる(1ヶ月前後が目安)
棚のQRを読んで、置き場所を更新する仕組み作れる(QRデジの仕組みが近い)
自動倉庫、ロボット、センサーとの連携別のご相談(できる範囲を先にお伝えする)

棚の見た目は、実際の倉庫の並びに合わせて作り直します。見本とそっくり同じになるわけではないため、最初に配置図をいただきます。

Excelの一覧のままでよい場合・画面にした方がよい場合

見るところExcelの一覧のままでよい画面にした方がよい
置いてある品番数百点ほどで、置き場所が固定点数が多く、置き場所が変わる
探す人決まった担当者誰でも、スマホで探したい
置き場所の更新変わることが少ない入出庫のたびに変わる
棚の位置関係気にしない入口からの道順も見たい

置き場所が固定で、探す人も決まっているなら、Excelの一覧で十分なこともあります。

進め方と費用の目安

棚の配置の写真と、今の在庫表(Excelなど)をメールで送っていただければ、見本データの画面をお作りします。ここまでは無料で、触ってから進めるかを決められます。

開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけです。作り終えたら、保守(1本月1万円)だけになります。

進め方は、写真と在庫表をメールで送る → 見本の棚マップを見ていただく → 棚の並びや呼び方を直す → 置き場所の更新のやり方(一覧の取り込みか、QRか)を決める、の順番です。

まずは、作りたいイメージをメールで。

文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。

よくあるご質問

置き場所を最初に全部入力するのが大変そうです。
今のExcelや在庫表に置き場所が入っていれば、取り込めます。ない場合は、棚にQRを貼って、置いたときに読む形で少しずつ集めるのが現実的です。
基幹システムの在庫と、数が合わなくなりませんか?
在庫の数は基幹システムのものを読むだけにして、画面側では書き換えません。数が合わなくなる心配は小さくなります。
倉庫が広くて、棚の数が多くても大丈夫ですか?
棚の数が多い場合は、エリアごとに画面を分けるなど、見やすい形を相談します。
スマホやタブレットで使えますか?
ブラウザで動くので、スマホやタブレットで開けます。倉庫の中で、品番から棚を探す使い方を想定しています。
同じ品番を、複数の棚に置いています。
1つの品番に複数の置き場所を持てる形にできます。ただし、棚ごとの数まで出したいときは、数をどう記録するかを先に決める必要があります。基幹システムが持っている合計の数との関係も含めて、作る前に相談します。

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