見える化

工場の稼働状況を事務所から見る方法。設備が止まったことを、すぐ知るには

公開 2026.10.31 更新 2026.11 株式会社LAI

「どの設備が止まっているか、事務所から分かるようにしたい」。工場からよく聞くご要望です。画面としては3Dマップのような見た目も作れます。ただし、本当の難所は画面ではなく、設備の状態をどう取るかです。この記事では、3Dマップを作る前に確かめておきたいことを整理します。

工場の稼働マップの画面。設備が立体で並び、停止中の設備が赤く表示されている
ツクデジの無料プレビューの見本(見本データで動く画面です)
この記事の内容
  1. まず確かめる:設備の「いまの状態」を誰が持っているか
  2. 止まったことに気づくまでの、よくある流れ
  3. 3Dマップにすると、何が良くなるか
  4. 作るのに必要なもの
  5. できること・難しいこと
  6. 表で十分な場合・3Dマップにした方がよい場合
  7. 進め方と費用の目安

まず確かめる:設備の「いまの状態」を誰が持っているか

稼働状況の画面は、設備の状態(動いている、段取り中、止まっている)というデータが届いて初めて意味を持ちます。まず、今のデータがどこにあるかを確かめます。

今の状況データの取り方
設備や制御装置が、状態を外へ出せる(API・CSV・ログなど)そのまま取り込める。いちばん作りやすい
基幹システムに実績が入っている実績の入力時刻をもとに、作業中かどうかを表せる
どこにも記録がなく、現場の人しか知らない現場のスマホやタブレットで「止まった」「再開」を押す形にする
古い設備で、状態を出す仕組みがないセンサーなどの機器が必要になる。これは別の費用と工事の話

最初の2つなら、画面づくりは小さな作業です。後ろの2つは、データの集め方を決めるところから始まります。

止まったことに気づくまでの、よくある流れ

今の工場では、設備が止まったことを、現場の人が事務所に知らせに来る、または見回りの途中で気づく、という形が多いのではないでしょうか。この形だと、止まってから気づくまでの間が空きます。

画面にすると、止まった設備がマップ上で赤くなり、事務所の人が現場へ行かなくても気づけます。ただし、赤くなるのは、状態のデータが届いたときだけです。「止まっている理由」まで自動で分かるわけではありません。

そのため、止まった理由(材料待ち、段取り替え、故障、検査待ちなど)は、現場の人が選ぶ形にすることが多くなります。理由を選んで残しておくと、あとで「どの理由で何時間止まったか」を見返せます。

3Dマップにすると、何が良くなるか

表やグラフでも稼働状況は見せられます。3Dマップが向いているのは、設備の並びを知っている人が、位置で一瞬で判断したいときです。

一方、設備が少ない、または位置関係が重要でないなら、表の画面のほうが早く作れて、見やすいこともあります。見た目より、目的で選びます。

作るのに必要なもの

レイアウト図があれば、見本を先にお作りして、位置や色を一緒に直していけます。

止まった理由の候補は、現場の言葉で3〜6個ほどに絞ると、押してもらいやすくなります。最初は少なめに決めて、足りなければ足します。

できること・難しいこと

内容目安
設備の状態を受け取れる場合の稼働マップ作れる(データのつなぎ込み次第で、1〜数ヶ月)
現場の人が状態を押す形の稼働マップ作れる(現場の入力が続くかが成功の鍵)
センサーの取り付け、設備の改造ツクデジでは扱わない(機器の業者との相談になる)
工場のネットワークと外のサービスをつなぐ場合は、情報システムの方針や安全の確認が先に必要です。設備を操作する機能は作らず、状態を読むだけにします。

表で十分な場合・3Dマップにした方がよい場合

見るところ表で十分3Dマップが向く
設備の数数台数十台など、一覧では探しにくい
位置の大切さ位置は関係なく、状態が分かればよい「あのラインの奥」と、位置で判断したい
見る人担当者だけ来客や経営の方にも見せたい
作る早さ早く始めたい見た目の分かりやすさを優先したい

迷うときは、まず表で始めて、必要になってから3Dにする進め方もできます。

進め方と費用の目安

レイアウト図と、状態の取り方をメールで教えていただければ、見本データで動くマップを作ってお送りします。ここまでは無料です。見本で位置や色を決めてから、実際のデータをつなぐ段階に進めます。

開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけです。作り終えたら、保守(1本月1万円)だけになります。設備につなぐ内容によっては、保守の範囲を別にご相談します。

進め方は、①レイアウト図と、状態の取り方をメールで送る → ②見本データのマップを見ていただく → ③位置や色、止まったときの知らせ方を直す → ④実際のデータをつなぐ、の順番です。④は取り方によって期間が変わるため、①の段階で目安をお伝えします。

まずは、作りたいイメージをメールで。

文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。

よくあるご質問

設備が古くて、データが出せません。作れませんか?
設備の状態を現場の人が押す形(スマホやタブレット)なら作れます。自動で取りたい場合は、センサーなどの機器が必要になり、その費用と工事は別の話になります。
3Dでなく、表の画面でもよいですか?
もちろんです。設備の並びが重要でないなら、表のほうが早く作れて、見やすいこともあります。見本を見て選べます。
設備を遠隔で止めたり、操作したりできますか?
操作する機能は作りません。画面は状態を読んで見せるだけです。
止まったときに、自動で知らせてもらえますか?
状態が受け取れる場合は、止まった時点でメールなどに知らせる形を作れます。知らせる相手と条件は、作る前に決めます。
見本のあと、実際のデータをつなぐまで、どれくらいかかりますか?
状態の取り方によります。出せる設備や基幹の実績を読む形なら比較的早く、現場の人が押す形でも入力の決めごとを一緒に作る時間が要ります。1〜数ヶ月が目安で、最初のご相談の段階で見立てをお伝えします。

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