配置の組み直しが重くなる理由
- できる作業が表にない:「この人は溶接ができる」「この人は新人でこの作業はまだ」という情報が、組む人の記憶にある
- 足りないラインが見つけにくい:配置表のセルを目で追って、人が足りないところを探している
- 変更が現場に伝わらない:組み直した結果を、紙に書き直して貼る手間がある
Excelの色分けや関数で補うこともできますが、条件が増えると、組んだ本人しか直せない表になりがちです。次の担当者が引き継げることを目標に、「できる作業」を表の外に出して持たせます。
ある朝の場面:新人と欠勤が重なったとき
ラインBで2人が欠勤、ラインAには入社2週間の新人がいて、まだ一部の作業しかできない。こうした朝、配置を組む人は、頭の中で「この作業ができる人」の一覧を引きながら考えています。
画面にそれが出ていれば、新人が対応できる作業から順に、今日置ける場所が見えます。経験者を足りないラインへ動かしたあと、元のラインに新人だけが残って大丈夫か、といった確認もしやすくなります。
- 新人が入れる作業だけが候補になる
- 経験者を動かした結果の、元のラインの人数が見える
- 新人の経験した作業が増えたら、登録を更新するだけでよい
配置を組む人が替わっても、「できる作業」の情報が画面に残るので、引き継ぎの資料にもなります。
画面にすると、組み直しはどう変わるか
作業者ごとに「できる作業」を登録し、その日の出勤者とラインの必要人数を並べます。欠勤が出たら、人を動かすだけで、どのラインが足りないか、誰なら移せるかが見えます。
- その日の出勤者を選ぶと、ラインごとの人数が埋まっていく
- 足りないラインが色で示され、移せる人(その作業ができる人)が候補で出る
- 組み直した結果を、現場向けの一覧として印刷・表示できる
- 月ごとの配置の履歴が残り、人ごとの経験が見える
候補は目安で、決めるのは配置を組む人です。「この人はこの作業ができる」という情報を、画面の中で更新できるようにします。
作るのに必要な情報と、個人情報の扱い
| 必要なもの | 例 | ないとどうなるか |
|---|---|---|
| ラインと必要人数 | ライン名、1日に必要な人数 | 足りない・余るの判定ができない |
| 作業者の一覧 | 社員番号または呼び名、所属 | 配置の対象が決まらない |
| できる作業の一覧 | 人ごとの対応できる作業 | 候補が出せない(最初は空欄でも動く) |
| その日の出勤・欠勤 | 出勤予定、休暇の申請 | 毎朝、手で入力することになる |
作業者の名前は個人情報です。画面には呼び名や社員番号だけを入れ、住所・連絡先・評価など、配置に要らない情報は持たない形をおすすめします。見られる人の範囲(組む人と現場の責任者だけ、など)も、作る前に決めます。AIに送るデータが必要な場合は、学習に使われない契約のAIを使い、何を送るかを作る前にお伝えします。
できること・難しいこと
正直にお伝えすると、配置を自動で最も良い形に決めることは約束できません。労働時間の上限、休憩、資格、人間関係といった決まりを全部満たす組み合わせは、専用のソフトでも難しい領域です。
| 内容 | 目安 |
|---|---|
| 人を動かして、足りないラインが見える配置の画面 | 作れる(小規模なら1ヶ月前後が目安) |
| できる作業をもとにした、簡易な候補の表示 | 決まりを聞いたうえで作る |
| 労働時間・資格・休憩まで満たす自動作成 | お約束しない。法令に関わる部分は人が確かめる |
| 勤怠システムとの連携 | CSVでの受け取りなら可能。勤怠の中を書き換えることはしない |
進め方と費用の目安
最初に、いまの人員配置表(名前を消した写真でも構いません)と、欠勤が出たときの組み直し方を、メールで送っていただきます。LAIが見本データで動く画面を作り、リンクをお送りします。ここまでは無料です。
進める場合の開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけ、1ヶ月ごとの更新です。初期費用は0円、小さなツールなら1ヶ月前後が目安です。作り終えたら、このツールの保守(1本月1万円)だけになります。サーバーの利用料は実費で、止めるときは前月20日までにメールでお知らせください。
まずは、作りたいイメージをメールで。
文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。
よくあるご質問
- 作業者の名前を画面に入れるのが心配です。
- 呼び名や社員番号だけで運用できます。配置に要らない個人情報は持たず、見られる人の範囲も作る前に決めます。
- できる作業の登録は、全員ぶん必要ですか?
- 最初は主要な作業だけで構いません。空欄でも配置は動き、使いながら足していけます。
- シフト表(時間帯ごとの人数)とは別のものですか?
- この記事は、誰がどの作業に就くかが主語です。時間帯ごとの人数を見たい場合は、別の記事で説明しています。両方を組み合わせることも相談できます。
- 休暇の申請と連動できますか?
- 申請の一覧をCSVやExcelで受け取る形なら可能です。勤怠システムの中を書き換えることはしません。
- 新人の育成の記録にも使えますか?
- 経験した作業の履歴は残せます。ただし、評価や査定に使う情報は、個人情報として扱いが重くなるため、持つかどうかを先に相談します。
