見える化

工場のレイアウト図を、稼働状況が見える図にする。設備のデータが無い工場の始め方

公開 2026.11.01 更新 2026.11 株式会社LAI

壁に貼った工場のレイアウト図や、Excelで描いた配置図は、どこに何の設備があるかを示してくれます。ただ、いま動いているか、止まっているかは、図からは分かりません。この記事では、今あるレイアウト図を土台に、稼働状況を色で重ねる方法を整理します。設備から自動でデータを取る方法は工場の稼働状況を事務所から見る方法にあります。ここでは、設備のデータが無い、または取れない工場の選択肢を中心に書きます。

工場のレイアウト図の上に、設備ごとの稼働状況が色分けで表示されている
ツクデジの無料プレビューの見本(見本データで動く画面です)
この記事の内容
  1. レイアウト図が「見るだけの図」で終わる理由
  2. 状況を入れる方法は、3つある
  3. 今あるレイアウト図を、どう使うか
  4. 作るために必要なもの
  5. できること・難しいこと
  6. 進め方と費用の目安

レイアウト図が「見るだけの図」で終わる理由

レイアウト図は、増設や配置換えのときに作り直されますが、日々の状況を載せる場所がありません。そのため、次のような場面が起きます。

図に状況が載れば、歩いて見に行く、聞いて回る手間が減ります。ただし、図を描くだけでは足りず、状況を誰がどう入れるかを決める必要があります。

たとえば、朝の始業後に工場長が現場を一周して、どの設備が動いているかを確かめる場面を考えます。20台の設備を回るだけで、歩く時間と声をかける手間がかかります。図に色が出ていれば、事務所で全体を見てから、気になる設備だけを見に行けます(台数と時間は例です)。

状況を入れる方法は、3つある

方法状況の入れ方向いている工場
設備のデータを読む設備や制御の機器から、稼働・停止の信号を読むデータが取れる機械が多い
作業の記録から出す作業者が開始・終了を記録し、それを稼働とみなす古い機械が多く、データが取れない
人が状況を選ぶ現場のタブレットで、設備ごとに「稼働・段取り・停止」を押すまず小さく始めたい

設備のデータが無い工場では、2番目か3番目から始めるのが現実的です。作業の記録は、現品票のQRを読む運用(現品票・かんばんにQRを付ける)とも相性がよく、読んだ時刻がそのまま稼働の記録になります。

設備のデータを取れるかどうかは、設備ごとに分かれます。まず、機械の型番とメーカーを知らせていただき、取れるかどうかを確かめてから決めます。

今あるレイアウト図を、どう使うか

新しく図を作り直さなくても、今ある図を使えます。

  1. レイアウト図(Excel・PDF・画像・CADから書き出した図)をお送りいただく
  2. 図の上で、設備の位置を1つずつ指定して、設備名と対応させる
  3. 状況を入れる方法を決め、設備ごとに色が変わる図にする

色は、たとえば緑=稼働、黄=段取り、赤=停止、灰=稼働予定なし、といった形です。設備をクリックすると、いまの作業の品番や、止まってからの時間が出るようにもできます(データがあれば)。

最初から全部の設備を載せる必要はありません。問題になりやすい設備や、特急で空きを探すことが多い設備から始めて、使われることを確かめてから広げるほうが、現場に定着します。

作るために必要なもの

状況の分け方は、現場の言葉に合わせます。システム側の用語に直さず、現場で通じる呼び方を使います。

できること・難しいこと

やりたいこと見立て
今のレイアウト図に、設備ごとの状況を色で重ねる作れます(状況を入れる方法が決まっていれば)
タブレットで、現場の人が状況を選ぶ作れます
作業の記録から、稼働を出す作れます(記録が続くことが前提)
設備の信号を読んで、自動で色を変える設備次第です。取れる機械と取れない機械があります
立体の3D表示にするデータ次第です。平面の図のほうが、短い期間で作れます
設備を遠隔で操作する作りません。状況を読んで見せるだけです
人が状況を入れる方法は、押し忘れると、図が古いままになります。押す回数を少なくする工夫と、現場で続けられるかの確認が欠かせません。

進め方と費用の目安

今のレイアウト図と、設備の一覧をメールでお送りください。設備のデータが取れるか分からなくても、型番を教えていただければ、取れる可能性をお知らせします。ここまでは無料です。

開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけです。平面の図に色を重ねる程度なら、1ヶ月前後が目安です。保守はツール1本あたり月1万円、初期費用は0円で、サーバーやAIの利用料は実費です。止めるときは、前月20日までにメールでお知らせください。

まずは、作りたいイメージをメールで。

文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。

よくあるご質問

設備のデータが全く取れなくても、作れますか?
作れます。現場の人が状況を選ぶ方法や、作業の記録から出す方法があります。ただし、人の操作が続くことが前提になります。
古いレイアウト図でも使えますか?
使えます。設備の位置が図の上で分かれば十分です。古い図で、今と違う部分は、お知らせいただければ直します。
設備が増えたときは、図を直せますか?
設備を追加する画面を用意する形も相談できます。追加のたびに作り直しが要らないようにするかは、作る前に決めます。
3Dの図にもできますか?
データ次第で、相談できます。ただ、平面の図のほうが、短い期間と少ない費用で作れます。まず平面で始めて、必要なら広げる進め方がおすすめです。
スマートフォンでも見られますか?
見られる画面にできます。図が小さくなるため、見やすい表示の工夫を相談して決めます。

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