計画

配送ルートを毎朝ベテランの勘で決めている会社が、回り方の下書きを画面で出す方法

公開 2026.11.01 更新 2026.11 株式会社LAI

朝、出荷の一覧を見ながら、「この3件は同じ方面だから1台で」「ここは午前指定だから先に」と、ベテランの頭の中でルートが決まっていく。早くて正確ですが、その人が休んだ日は誰も同じようには決められません。この記事では、届け先と条件を画面にして、回り方の下書きを出すところまでを、できる範囲とできない範囲に分けて整理します。

配送ルートの画面。地図の上に届け先が並び、車ごとに回る順番が線で示されている
ツクデジの無料プレビューの見本(見本データで動く画面です)
この記事の内容
  1. 配送ルートが「人の勘」に寄ってしまう理由
  2. ある朝の場面:欠勤とキャンセルが重なったとき
  3. 毎朝の作業を画面にすると、何が変わるか
  4. 作るのに必要な情報
  5. できること・難しいこと
  6. 進め方と費用の目安

配送ルートが「人の勘」に寄ってしまう理由

ルートを決める人は、地図を見ているようで、実は次のようなことを同時に考えています。

  1. 時間の指定:午前着、14時以降、昼休みは受け取れない、といった届け先ごとの事情
  2. 道の癖:朝は混む交差点、トラックが入れない細い道、荷下ろしに時間がかかる届け先
  3. 車ごとの事情:積める量、冷蔵が要る荷、ドライバーの得意な地域

どれも表には書かれておらず、ベテランの記憶にあります。地図ソフトは最短の道を教えてくれますが、「どの荷をどの車に載せるか」までは決めてくれません。ここが、手作業が残る部分です。

ある朝の場面:欠勤とキャンセルが重なったとき

配送の担当者が1人休み、さらに午前着の追加が2件入った朝を考えます。一覧のままだと、車の台数を減らして回るのか、荷を積み替えるのかを、まず頭の中で数え直すことになります。

地図の画面なら、休んだ人の車の届け先が別の色で残り、近くを走る車へ移せる件数が見えます。逆に、どの届け先も既に時間指定で埋まっていて移せない、ということも早く分かります。移せないと分かれば、お客様へ時間の変更をお願いする連絡も、早い時間にできます。

毎朝の作業を画面にすると、何が変わるか

出荷の一覧(Excelでも基幹システムのCSVでも構いません)を読み込むと、届け先が地図の上に点で並びます。そこに時間指定や荷の量を重ねて、車ごとの回る順番の下書きを出します。

大切なのは、決めるのは人のままという点です。下書きがあれば、新しい担当者でも、ゼロから考えずに「ここだけ直す」ところから始められます。

作るのに必要な情報

画面そのものより、材料を揃える作業のほうが時間がかかります。最低限、次のものが要ります。

必要なもの例ないとどうなるか
届け先の一覧と住所得意先名、住所、荷下ろしの場所地図に点が打てない(住所の表記ゆれは直す作業が出る)
時間指定・受取の条件午前着、15時まで、昼は不在指定を破る下書きが出る
荷の量と車の情報個数または重さ、車の積載量、台数1台に載りきらない下書きが出る
地図・道路情報の利用地図サービスの利用料(実費)距離や所要時間が出せない

届け先ごとの「荷下ろしに何分かかるか」は、最初は空欄でも動きますが、入れるほど到着時刻の見込みが現実に近づきます。これは使いながら少しずつ足していくのが現実的です。

できること・難しいこと

正直にお伝えすると、「最短の回り方を保証する」ことは約束できません。時間指定、積載、道路の状況、当日の急な追加まで全部満たす最適化は、専用の配車ソフトの領域になります。

内容目安
届け先を地図に並べ、車ごとの回る順を人が動かせる画面作れる(小規模なら1ヶ月前後が目安)
方面や時間指定をもとにした、簡易な割り振りの下書き決まりを聞いたうえで作る(決まりが多いほど時間がかかる)
渋滞・当日の追加・積み合わせまで考えた最適化専用の配車ソフトをおすすめする場合がある
車載機やドライバーのスマホの位置を使った追跡別の相談になる(まずは決める部分から)
下書きは「たたき台」です。道路の事情や届け先の都合は、現場を知る人が確かめてから確定してください。

進め方と費用の目安

最初に、いまの出荷の一覧(個人名を消した写真でも構いません)と、毎朝どう決めているかを、メールで送っていただきます。LAIが見本データで動く画面を作り、リンクをお送りします。ここまでは無料で、触ってから進めるかを決められます。

進める場合の開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけ、1ヶ月ごとの更新です。初期費用は0円で、小さなツールなら1ヶ月前後が目安です。作り終えたら、このツールの保守(1本月1万円)だけになります。サーバーや地図・AIの利用料は実費で、止めるときは前月20日までにメールでお知らせください。

まずは、作りたいイメージをメールで。

文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。

よくあるご質問

ベテランの勘は、画面で置き換えられますか?
置き換えるのではなく、下書きを出して引き継ぎやすくするものです。最終的な判断は人が行う前提で、ベテランが直した点を条件として足していくことで、少しずつ近づけていきます。
配送の件数が少なくても作る意味はありますか?
1日に数件で、回る順番がほぼ決まっているなら、今のやり方のままで十分なことが多いです。件数が多い、人によって決め方が違う、休みの日に困る、といったときが画面にする目安です。
今の基幹システムを変える必要はありますか?
ありません。基幹システムはそのままに、出荷の一覧をCSVなどで受け取って、ルートの下書きだけを画面で扱います。基幹システムの中を書き換えることはしません。
車の位置をリアルタイムで見ることはできますか?
この記事の範囲は、毎朝の回り方を決めるところです。位置の追跡は別の機器やサービスが必要になるため、必要かどうかを先にうかがってから、別の相談としてお答えします。
届け先の住所に表記ゆれがあります。
地図に出せない住所は一覧にして、人が直せる形で示します。最初に直す手間は出ますが、一度直せば次回から使えます。
配送の条件が、届け先ごとにかなり違います。
最初は、時間指定と荷の量だけから始めて、使いながら条件を足していく形をおすすめします。条件の数が多いほど時間がかかるため、先に代表的なものをうかがってから見立てをお伝えします。

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