フローが止まる、よくある理由
Power Automateのフローは、止まった理由を見ると、組んだ人の事情がそのまま原因になっていることが多くあります。
| 止まる理由 | 見分け方 |
|---|---|
| フローの持ち主のアカウントが、退職で無効になった | 実行履歴に、認証や接続のエラーが出ている |
| 接続(メール、フォルダ、Excel)が、持ち主個人のものだった | 接続の一覧に、辞めた人の名前がある |
| 取り込み先のExcelやフォルダの場所が変わった | 「見つかりません」というエラーが出ている |
| 相手先の仕様(メールの件名、ファイルの形)が変わった | 動くが、中身が空になったり、記録が抜けたりする |
| ライセンスの種類や契約が変わった | 特定の処理だけ、利用できないと出る |
どれも、フローの組み方が悪いのではなく、個人のアカウントに結びついたまま使い続けたことが背景にあります。
まずやる:フローの「流れ」を書き出す
中身を読み解く前に、フローが何のために、何をしているかを書き出します。画面の操作が分かれば、技術の知識がなくてもできます。
- フローの名前と、始まりのきっかけ(メールが届いたら、毎朝8時に、など)
- 最後にできるもの(Excelに1行増える、通知が届く、ファイルが保存される)
- そのできあがりを、誰が、何に使っているか
- 止まっているあいだ、手で代わりにやっている人がいるか
フローの画面で、始まりから終わりまでの箱を順にスクリーンショットしておくと、あとで作り直すときの資料になります。止まっているフローは、触らずに、そのまま残すのがおすすめです。直そうとして、動いていた部分まで壊してしまうことがあるためです。
残すか、作り直すか
| 状況 | おすすめ |
|---|---|
| 接続の持ち主を変えるだけで、動き出しそう | 社内の情報システム担当に、持ち主の付け替えを相談する |
| 流れが短く、手でもできる(月に数回など) | 止めたままにして、手でやる。記録だけ残す |
| 毎日動いていて、止まると仕事が止まる | 作り直す対象。早めに引き継ぐ |
| フローが数十あり、互いにつながっている | 全体の流れを図にしてから、順番を決める |
Power Automateを使い続ける選択も、もちろんあります。ただ、特定の人にしか分からない状態に戻らないための手当て(持ち主を個人にしない、流れを書いておく)は必要です。
ツクデジで作り直すと、どうなるか
ツクデジでは、フローの目的と結果をもとに、ブラウザで動く専用の画面として作り直します。
- 毎日の処理の結果が、画面で見える(動いたか、止まったか、どの件が失敗したか)
- 失敗したときは、メールで知らせる
- 担当者が休んでも、辞めても、同じ画面で誰でも確かめられる
- 止まったときの復旧は、LAIが保守として引き受ける
ツクデジは、お客様の基幹システムの中を書き換える機能や、設備を操作する機能は作りません。メールやファイル、Excelを読んで、記録して、知らせる範囲での作り直しです。Microsoft 365の中で完結させたい場合は、フローを残して、持ち主の付け替えを優先するほうが合うこともあります。その場合は、そうお伝えします。
進め方と費用の目安
止まっているフローの名前と、書き出した流れ(何をきっかけに、何ができるか)をメールで送ってください。フローの画面のスクリーンショットがあれば、そのまま添付で構いません。拝見して、作り直せる範囲と、残したほうがよい部分をお返しします。ここまでは無料です。
開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけ、1ヶ月ごとの更新です。初期費用は0円で、サーバーやAIの利用料は実費です。小さなツールなら1ヶ月前後が目安で、作り終えたら保守(ツール1本あたり月1万円)だけになります。止めるときは、前月20日までにメールでお知らせください。
まずは、作りたいイメージをメールで。
文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。
よくあるご質問
- フローの中身を、私たちは読めません。
- 中身を読めなくても、始まりのきっかけと、できあがるものが分かれば、同じ結果を出すものを作れます。スクリーンショットがあると、確認が早くなります。
- アカウントを消してしまったら、フローは消えますか?
- 持ち主のアカウントを完全に消すと、フローも使えなくなることがあります。必要なフローがあるうちは、消す前に、情報システムの担当者へ相談してください。
- Excelマクロの記事との違いは何ですか?
- マクロはExcelの中で動く自動化、Power Automateは、メールやフォルダなどをつなぐ自動化です。組み合わせて使っている会社も多く、その場合は、全体の流れを図にしてから、どこから直すかを決めます。
- 作り直すとき、フローを組んだ人に連絡が取れません。
- 連絡が取れなくても進められます。必要なのは、フローが何をきっかけに動き、何ができあがるかという使い方と、過去の結果です。社内で使っている人に聞いた内容と、スクリーンショットがあれば、作り直しの見本を作れます。
- 止まっているフローは、触らないほうがよいですか?
- はい。直そうとして、動いていた部分まで壊すことがあります。流れの記録を作るのが先です。
