複雑になるのは、足していった結果です
原価計算のExcelが複雑になるのは、作った人が下手だからではありません。材料の値上がり、外注の追加、新しい製品など、そのときの必要に合わせて少しずつ足した結果です。よくある状態は、次のようなものです。
- シートが十数枚あり、どれが入力用で、どれが計算用か、見ただけでは分からない
- 単価が、シートのあちこちに直接書き込まれている(同じ単価が3か所にある)
- 他のブックへのリンクが残り、開くたびに「更新しますか」と聞かれる
- 計算が合わなくなったとき、どこを見ればよいか、作った人しか分からない
- コピーして作った「去年版」「改訂版」が並び、どれが最新か分からない
こうなると、数字を信じてよいかが分からないこと自体が、いちばんの困りごとになります。
画面にすると、何が良くなるか
ツクデジでは、今のExcelの計算を読み解き、入力する場所・マスタ(単価や係数)・計算・結果に分けた画面として作り直します。
- 品番や数量を入れる画面と、単価を管理する画面が分かれる(単価は1か所だけ)
- 材料費・加工費・外注費などの内訳が、品番ごとに並んで見える
- 単価を変えた履歴が残り、「いつの単価で出した原価か」が分かる
- 今のExcelと同じ形の表を、画面から出力できる
- 計算の結果を、今のExcelの数字と見比べて確かめられる
大切なのは、計算式の意味づけは、お客様の決まりに従うことです。たとえば、間接費をどう配賦するか、端材や歩留まりをどう見るかは、会社ごとの考え方です。ツクデジが決めるのではなく、今のExcelが出している結果と、お客様の説明に合わせて再現します。
作るために必要なもの
| 必要なもの | ポイント |
|---|---|
| 今の原価計算のExcel | コピーで構いません。壊れていても、そのまま送ってください |
| 過去の計算結果 | 数か月ぶんの品番と原価。作り直したものと見比べる基準になります |
| 単価・係数の表 | 材料、加工の時間単価、外注、歩留まりなど |
| 計算の考え方の説明 | 配賦の方法、丸めの決まり、例外の扱いなど(文章でよい) |
| 見せたい形 | いま出している見積用・社内用の表があれば、その様式 |
計算の考え方が文章になっていなくても、Excelと過去の結果があれば、式から読み解いて、「この計算はこういう意味ですか」とお尋ねします。答えていただく形で進むので、お客様に作業の負担はかかりますが、説明の文章を最初から用意する必要はありません。
できること・難しいこと
| 内容 | 目安 |
|---|---|
| 品番ごとの材料費・加工費・外注費の積み上げ計算 | 作れる(決まりがExcelから読み取れれば) |
| 単価・係数の一元管理と、変更の履歴 | 作れる |
| 今のExcelの結果と、作り直した結果の突き合わせ | 作れる(過去の結果が数か月ぶんあれば) |
| 今のExcelと同じ形の表・CSVの出力 | 作れる |
| 実績原価を、基幹システムから読み込んで比べる | データ次第(読み込める形で出せるか確認してから) |
| 会計処理、勘定科目の振り分け、仕訳 | できません(作りません) |
また、式があまりに入り組んでいて、作った人にも意味が分からない部分は、そのまま再現すると意味の分からない計算まで引き継ぐことになります。その場合は、意味が分かる範囲で先に作り、残りは確認しながら足す進め方を提案します。
進め方と費用の目安
今のExcelと、数か月ぶんの過去の結果をメールで送ってください。壊れていても構いません。拝見したうえで、作り直せる範囲と、確認したいこと(式の意味など)をメールでお返しします。ここまでは無料です。
開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけ、1ヶ月ごとの更新です。初期費用は0円で、サーバーやAIの利用料は実費です。小さなツールなら1ヶ月前後が目安ですが、原価計算は式の量で変わるため、複数の月に分けて作ることもあります。作り終えたら、保守(ツール1本あたり月1万円)だけです。止めるときは、前月20日までにメールでお知らせください。
まずは、作りたいイメージをメールで。
文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。
よくあるご質問
- 会計ソフトの代わりになりますか?
- なりません。会計処理・勘定科目・仕訳はできません。品番ごとの原価を、お客様の決まりに沿って計算して見せるところまでです。
- 計算の考え方は、ツクデジが決めてくれますか?
- いいえ。配賦の方法や丸めの決まりは、お客様の考え方に従います。今のExcelの結果と説明に合わせて再現し、結果が合っているか見比べていただきます。
- Excelが壊れていて、数字が合うか自信がありません。
- そのままお送りください。ただし、元の数字が正しいかは、お客様の確認が必要です。数か月ぶんの過去の結果の中で、正しいと分かっているものを教えてください。それを基準に見比べます。
- 計算式を、私たちが直せるようになりますか?
- 単価や係数の変更は、画面から担当者が行えます。計算の仕組みそのものを変える場合は、LAIが保守の中で対応します。
- 社内のExcelの数字を、AIに送って大丈夫ですか?
- 送ったデータが学習に使われない契約のAIを使います。どのデータをどこへ送るかは、作る前にお伝えします。
