見える化

外注先ごとの納期管理表(Excel)が追いつかないとき、戻りの遅れに早く気づく方法

公開 2026.11.01 更新 2026.11 株式会社LAI

メッキ、熱処理、塗装、機械加工。外注に出した部品が、いつ戻るのか。外注先ごとにExcelで管理していても、戻りの予定はメールや口頭で聞いた結果が反映されず、表の日付が古いままになりがちです。この記事では、外注の「出した」「戻った」を記録する形から作り直して、遅れに早く気づく方法を整理します。工場内の工程の進み具合は別の記事(工程の進捗管理表の限界)で、出荷予定はこちらで扱っています。ここでは社外に出ている間の見える化が主語です。

外注の進み具合の画面。外注先ごとに出した日と戻りの予定が並び、遅れそうな案件が色で示されている
ツクデジの無料プレビューの見本(見本データで動く画面です)
この記事の内容
  1. 外注の納期管理が追いつかなくなる理由
  2. ある週の場面:熱処理の戻りが遅れているとき
  3. 画面にすると、何が見えるようになるか
  4. 完了の記録の取り方
  5. できること・難しいこと
  6. 進め方と費用の目安

外注の納期管理が追いつかなくなる理由

  1. 更新する人が決まっていない:出したのは現場、納期を聞くのは購買、表を直すのは事務、と分かれている
  2. 「戻った」の記録が残らない:納品書は届くが、表に戻りの日を入れる作業が後回しになる
  3. 外注先ごとに表が違う:外注先ごとにファイルがあり、全体で何が出ているかが一覧できない

どの原因も、Excelの作りの問題というより、「誰がいつ記録するか」が決まっていないことです。画面にするときも、先にここを決めておかないと、更新されない画面が1つ増えるだけになります。

ある週の場面:熱処理の戻りが遅れているとき

熱処理に出した部品の戻りが、予定より2日遅れているとします。表の上では「来週月曜戻り」のままで、組立の担当者はそれを信じて段取りを組んでいる。実際には、外注先へ確認した購買の担当者だけが、遅れを知っています。

外注の一覧に、確認した結果を入れる場所があれば、購買が入力した瞬間に、組立側の画面の予定も変わります。遅れの影響を受ける案件も、同じ画面で拾えます。

画面にすると、何が見えるようになるか

外注に出した案件を、外注先ごとではなく全体の一覧として扱います。出した日と戻りの予定が並び、予定を過ぎたものが色で示されます。

外注先の側に何かを入れてもらう必要はありません。社内の記録だけで完結する形から始められます。

完了の記録の取り方

見える化の精度は、「戻った」をどう記録するかで決まります。次のような方法を、現場に合わせて選びます。

記録の方法向いている現場注意点
受入の場所で、タブレットで品番を選んで「戻り」を押す受け入れ担当が決まっている受入のたびに操作する習慣が要る
納品書の写真を撮って、品番と数量の下書きを出す納品書の様式が外注先ごとに決まっている読み取りは人が確かめる前提
品物に付いた札のQRを読む札を付ける運用がすでにある札の運用を新しく決める必要がある

どれか1つを選ぶのではなく、一番続けやすい方法から始めるのがおすすめです。

できること・難しいこと

正直にお伝えすると、外注先が遅れる理由そのものは、画面では解決できません。画面でできるのは、遅れに早く気づき、早く手を打てるようにするところまでです。

内容目安
外注の一覧、予定超過の色表示、戻りの記録の入力作れる(小規模なら1ヶ月前後が目安)
遅れそうな案件のメールでの通知作れる(宛先と条件を決めて)
外注先が自分で戻り予定を入力する画面別の相談(外注先の協力が要るため、まず社内の記録から)
外注先の工場の進み具合の自動把握お約束しない(外注先の設備には触れない)

進め方と費用の目安

最初に、いまの外注の管理表(Excelの写真でも構いません)と、「戻った」をどう確かめているかを、メールで送っていただきます。LAIが見本データで動く画面を作り、リンクをお送りします。ここまでは無料です。

進める場合の開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけ、1ヶ月ごとの更新です。初期費用は0円、小さなツールなら1ヶ月前後が目安です。作り終えたら、このツールの保守(1本月1万円)だけになります。サーバーの利用料は実費で、止めるときは前月20日までにメールでお知らせください。

まずは、作りたいイメージをメールで。

文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。

よくあるご質問

外注先にも何かしてもらう必要がありますか?
いいえ。最初は社内の記録だけで完結する形から始められます。外注先の入力は、必要になってから別に相談します。
外注先ごとのExcelが十数個あります。
列がそろっていれば、まとめて取り込めます。列の違いが大きいときは、取り込みの前に整える作業が出るため、見せていただいてから見立てをお伝えします。
遅れの通知は、誰に届きますか?
決めた宛先へメールで届きます。外注先ごとに担当者を分けることもできます。
基幹システムの外注発注のデータは使えますか?
CSVなどで出せれば、読み込んで使えます。基幹システムの中を書き換えることはしません。
外注先へのメールの催促も画面からできますか?
遅れそうな案件の一覧から、問い合わせのメールの文面を作るところまでは作れます。送るかどうかは人が決める形にして、勝手に外注先へ送ることはしません。
外注先が増えたり減ったりしても使えますか?
外注先は一覧に足したり外したりできます。外注先ごとの得意な加工や、いつも何日で戻るかの実績も、使いながら記録に残せるため、次に出すときの戻り予定の目安にできます。

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