作り直し

共有のExcelを同時に開いて、入力が上書きされる問題

公開 2026.11.05 更新 2026.11 株式会社LAI

受注の一覧、工程の進み具合、在庫の数。共有フォルダに置いた1つのExcelに、事務所と現場の何人もが書き込んでいる会社は多いはずです。そして、「さっき入れた数字が消えている」「読み取り専用でしか開けない」「保存したら別名のファイルができた」という声が、少しずつ増えてきます。この記事では、共有のExcelで上書きが起きる理由と、Excelのままで済む場合・画面に置き換えたほうがよい場合の見分け方、小さく始める進め方を整理します。

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この記事の内容
  1. 共有のExcelで、入力が消える理由
  2. Excelのままで済む場合、画面にしたほうがよい場合
  3. 作り直す前に集めておくもの
  4. できること・難しいこと
  5. 進め方と費用の目安

共有のExcelで、入力が消える理由

Excelは、基本的に「1人が開いて、直して、保存する」ための道具です。共有フォルダに置いても、ファイルを丸ごと開いて丸ごと保存する仕組みは変わりません。そのため、次のようなことが起こります。

クラウドに置いて同時に編集できる機能を使うと、かなり改善します。ただ、編集する人が増えるほど、誰がいつどの欄を変えたかが追いにくくなる問題は残ります。消えたことに気づくのが数日後、という場面も少なくありません。

Excelのままで済む場合、画面にしたほうがよい場合

すべての共有Excelを作り直す必要はありません。次の目安で切り分けると、手を付ける順番が決まります。

状況おすすめ
書き込むのは1〜2人で、他の人は見るだけExcelのままでよい。見る人向けに、別のファイルや印刷を用意する
書き込む人が3人以上で、同じ表の別の行を毎日直す画面にする価値がある。行ごとに保存されるので上書きが起きない
現場のタブレットやスマホからも入力したい画面にする価値がある。ブラウザで開けるので、Excelを入れなくてよい
表の形が毎月のように変わる、集計の仕方を試している最中まだExcelのほうが向いている。形が落ち着いてから画面にする

画面にすると、入力は1件ずつデータとして保存されます。同じ表を何人が同時に開いても、別の行を直している限り、互いの入力を消し合うことはありません。誰がいつ直したかの記録も残せます。

作り直す前に集めておくもの

まずは、いま一番もめている1つのファイルから始めます。次の4つが分かれば、作れる範囲をお伝えできます。

  1. そのExcelファイル、または列の見出しが分かるスクリーンショット(中身の数字は消してもかまいません)
  2. 書き込む人の人数と役割。たとえば「事務の2人が受注を入れ、現場の5人が進み具合を入れる」
  3. どの列を誰が直すか。全員が全部の列を直しているなら、それも分かれば十分です
  4. いま上書きで困った具体的な場面。いつ、どの欄が消えたか

4つ目が意外と大切です。消えて困るのが特定の列だけなら、その列だけを画面で入れてもらい、残りはExcelで見るという、小さな形から始められます。

できること・難しいこと

内容目安
同時に何人でも入力できる一覧と入力画面作れる(小さなものは1ヶ月前後)
誰がいつどの欄を直したかの記録作れる
いまのExcelのデータの取り込み作れる。ただし、結合したセルや色で意味を付けている欄は、整理が要る
これまで通りExcelで見たい・集計したい作れる。画面からExcelの形で書き出す
Excelと全く同じ見た目・同じ操作感完全には再現できない。使いやすさを優先して整える
同じ行の同じ欄を、2人がほぼ同時に直したときどちらか一方を残す。後から直した人に知らせる形にする
色やセルの結合で意味を持たせている表(「黄色は急ぎ」「結合しているのは同じ注文」など)は、画面にするとき、その意味を欄として書き出す作業が必要です。ここは、事前にお客様と一緒に決めます。

進め方と費用の目安

まず、困っているExcelのスクリーンショットと、書き込む人の人数をメールで送ってください。ここまでは無料で、作れる範囲と進め方をお返しします。

進めるときは、一番よく上書きが起きている1枚の表だけを画面にします。いまのExcelは、新しい画面で問題がないと確かめられるまで残しておき、並べて使って結果を見比べてから切り替えます。集計や印刷はExcelで続けたいという場合は、画面から書き出す形にします。

開発プランは月10万円(税抜)で、作っている間だけ、1ヶ月ごとの更新です。初期費用は0円で、サーバーやAIの利用料は実費がかかります。作り終えたあとは、ツール1本あたり月1万円の保守だけになります。止めるときは、前月20日までにメールでお知らせください。

まずは、作りたいイメージをメールで。

文章でも、手書きのメモでも、今使っているExcelの写真でも構いません。動く画面のプレビューを、契約前に無料でお届けします。

よくあるご質問

クラウドで同時に編集できる機能を使えば、作り直さなくてよいのでは?
書き込む人が少なく、表の形が単純なら、それで十分な場合もあります。マクロが入っている、書き込む人が多い、誰がいつ直したかを残したい、現場の端末から入れたい、といった条件が重なると、画面にしたほうが扱いやすくなります。
共有のExcelが何枚もあります。全部まとめて頼むべきですか?
1枚から始めることをおすすめします。一番よく上書きが起きている表を画面にし、使ってみて良ければ次の表を足します。作りたいものが多いときは、困っている順に並べてから進めます。
画面にしたあとも、Excelで集計できますか?
できます。画面に入ったデータを、いまの集計表と同じ列の並びでExcelに書き出せるようにします。集計の仕方を変えずに、入力だけを画面に移す形です。
社外や自宅からも入力できますか?
ブラウザで開けるので、社外からも使える形にできます。ただし、誰が使えるかはログインで分け、使う人の範囲は作る前に一緒に決めます。
古いExcelのデータは引き継げますか?
引き継げます。ただし、セルの結合や色で意味を付けている部分、途中で使い方が変わった列は、そのままでは移せないことがあります。最初に一部を取り込んで試し、整理にどのくらいかかるかを先にお伝えします。

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